住まいについてもっと理解を深めたい方へ☆
結婚当初の出来事
結婚当初。私も彼も、こだわりがなさすぎたのかも知れません。また、彼自身が近々転勤になる予定でしたので、過剰な出費は避けたいと思っていたのでしょう。
とりあえず、私が身一つで彼の部屋へ転がり込みました。家財もすべて彼のものを間借りしているような感覚。元々、彼は近所付き合いのない人でしたし、住んでいたアパートも単身者向けでしたから周囲に結婚の挨拶などもしませんでした。もちろん大家さんにも報告することもありません。こんな調子でしたので、私は誰が大家さんかもわからない状態。
新しい生活を始めて2か月ほど。日常の買い物から帰ってくると清楚な若い女性の方が、建物の周囲を簡単に清掃したり、植栽に水をやったりする姿を度々目にしました。あの人は誰?素朴な疑問を持っていましたが、彼にもなかなか聞くことが出来ずに時間ばかり流れてしまう。
そしてある日の夕方。インタホンが鳴りました。確かめてみると、その若い女性の方がドアの向こうに立っているではありませんか。恐る恐るドアを開けてお話を伺うと、その方が大家さんでした。
私がそれまで経験した大家さんが、年配の方ばかりでしたので、驚きました。しかも、自ら細やかに建物の周囲を清掃したりしながら、大家さんは大家さんできちんとこちらを観察していたのです。
「やっぱり結婚されてたんですね。おめでとうございます」と始終笑顔でお祝いの言葉まで頂いてしまい恐縮しっぱなし。
今思い出しても、気恥かしい大家さんとのエピソードです。
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